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準備で8割が決まる!「リサーチ」の重要性

こんにちは。
フリーでWeb系のクリエイターをしている増田です。

現在、Webサイト制作、バナー制作、動画編集、広告運用代行など、さまざまな場面でクリエイティブなお仕事をさせていただいております。

最近では、制作の企画やディレクションに携わる機会も多くなり、制作に対して視野を広げていかなくてはいけないと感じているところです。

企画、ディレクションをする立場となると、ただ手を動かして作業をすれば良いというわけにはいきません。

「その制作物にどんな狙いを持たせるのか」
「制作することでどんな成果を得たいのか」

といった「Why」の部分に深く迫っていく必要があります。

これは制作の「準備」という段階だと僕は捉えています。
また、最近僕が制作に携わる中で、「準備」は制作において最も重要なことだと感じています。

今回は「準備」の重要性と「リサーチ」について僕の頭の中を文章にして共有させていただきます。

準備の重要性

重なりますが、「準備」は制作において最も重要なフェーズだと僕は捉えています。

バナー制作にしろ、動画編集にしろ、コーディングにしろ、初心者でよくあるのが、何も準備せずいきなり手を動かしてしまうということです。

いきなり作業を始めようとするのは、地図もスマホも持たずに、行ったことのない街へ行くことと似ています。
当然、それでは目的に到達するのに時間がかかってしまいます。

そもそも到達したい目的地すら曖昧になりかねません

制作でいえば、「結局どんなバナーを作りたかったんだ?」「この動画はこの雰囲気の編集でよかったのか?」といった疑問や迷いが制作途中で浮かび上がります。

結果、クライアントのフィードバックで方向性のズレが発覚したり、自分自身で納得できなかった場合に、ゼロからやり直すという羽目になったりします。

逆に、入念に準備を行ってから作業に入れば、到達したい目的が明確になり最短でそこへ到達できます。

また、軌道修正でかかる工数を低減させられます。

入念な準備で得られることはたくさんあります。
まずはそれを理解しなければいけません。

入念な準備を行うメリット

・ゴール、目的が明確になる
・作業段階で考える時間が減る
・修正作業がスムーズになる(問題点を可視化しやすい)
・客観視できる
・サービスに対しての理解が深まる
・別のクリエティブを制作する際に横展開しやすい
・クリエティブがもたらす効果をデータとして扱いやすい

などなど、入念な準備を行うことにはメリットがたくさんあります。
しかし、その一方で準備に時間をかけすぎてリリースが遅れることは避けなければいけません。

準備段階で注意すること

準備に時間をかけ過ぎて制作物のリリースが遅れてしまうと、チャレンジ回数が減ってしまいます。

例えばインスタグラム広告のために動画を作るとなったとして、どれだけ入念に準備してもそれが当たるとは限りません。むしろ当たらないことがほとんどです。

当たる広告のクリエイティブを作るためには、チャレンジ回数を増やす必要があります。

準備も大切なのですが、それと同様にチャレンジする回数も大切になります。

準備についてまとめ

準備を入念に行うことは、結果的に作業時間や修正にかかる工数を大幅に低減させてくれます。

また、準備をするということは「意図をもつ」とも言えると思います。

制作物に対して明確な意図があり、それを言語化できるのであれば、しっかりと準備できているということです。

準備の仕方「リサーチ」編

ここからは準備の方法について考えてみます。

準備の中にもいくつか工程がありますが、今回はリサーチについてです。

僕の中でリサーチは大きく二つに分けられると思っています。

1つ目は「自社やクライアントついて、またはその商品やサービスについてのリサーチ」
2つ目は「自社やクライアントと類似している企業やサービスついてのリサーチ」

つまり、内側と外側のリサーチということです。

では、両者について分けて考えていきます。

内側のリサーチ

リサーチというと、外側に向けられるものだと思いがちですが内側で行うことも重要です。内側のリサーチは自己分析とも言えます。

内側のリサーチが必要なのは、意外と自社やクライアントのサービスについて理解が深まっていないからです。

内側について理解が浅いとクリエイティブの作成時に一貫性が保てません。

「自社やクライアントのどこを伝えたいのか?」

「商品やサービスの良さをどう伝えるのか?」


この辺りのことがブレてしまいます。つまり意図やゴールが明確でないということです。

内側のリサーチを行う意味とは、制作物に意図を持たせ、ゴールを明確にすることです。

実はこの段階で、制作するクリエイティブの方向性や型がほぼ決まってきます。

よって内側のリサーチは特に重要な部分となります。

内側のリサーチのやり方

やり方は人それぞれだと思いますが、僕はマインドマップにできるだけ多くの情報を書き出すようにしています。特に広告クリエイティブを作成する際はより入念に行います。

エンドユーザーになり得る人物像やその人が抱える悩み、どんな人にとってその商品やサービスは刺さりそうなのか、そういったことを、いくつか段階に分けて情報を整理していきます。(情報整理の方法はどこかで解説しようと思います)

そして、ここでコピーやクリエティブの雰囲気もある程度決めておきます。

また、この段階で情報が整理されており、情報量が多ければ多いほど、次の打ち手も増えて改善が素早く行えます。

打ち手をいくつか用意しておくという意味でも、内側のリサーチを時間をかけて入念に行うことはトータル的にみて、大幅に時間の削減になります。

外側のリサーチ

外側のリサーチはイメージしやすいと思います。

作りたいクリエイティブの参考になる、既にリリースされた他社のクリエティブを探すことが外側のリサーチです。

内側のリサーチで、決めた方向性にあった他社のクリエイティブをPinterestやInstagram上でとにかく検索します。

この段階では質より量といった風に、とにかくいろんなクリエイティブを見たり、良いと思ったものをブックマークしておきます。

そして、ブックマークしたクリエイティブをさらに精査して、いいところを真似ていきます。とにかく真似ることが大切です。

これは持論になりますが、オリジナリティは商品やサービスそのものにあり、コピーやデザインで無理にオリジナリティを出そうとしなくても自然と湧き出てくるものだと思っています。

無理のあるオリジナリティは派手で目立つかもしれませんが、イマイチ伝わりづらくなったりします。

そして、優れたクリエイティブかどうかを判断する基準として持っておくといいのは、「伝えたいことがちゃんと伝わる」かどうかです。

オリジナリティが強過ぎたり、オシャレにしようとし過ぎたりすると、得たい成果とは逆の結果を招くこともよくあります。

最後に

最後は少し勇み足となってしまいましたがいかがでしたでしょうか。

今回は抽象的な内容となってしまいましたが、今後より解像度を高めた内容を書きたいと思います。
※言い訳ですが、これを執筆している現在は制作案件がパンパンに詰まっています。。

記事を書いていて、制作に向き合う意識であったり姿勢について自分の中でも整理されたのでよかったです。

結構偉そうに書いてしまいましたが、僕もクリエイターとしてはまだまだ伸び代だらけです。
この記事の内容が必ず正解だとは思いませんし、あくまで自分の経験則をもとにしているだけです。
※そこだけご了承してほしいです。。

クリエイティブに終わりませんし、これからも頑張っていきたいと思います。

ではまた次回に。

スキルや仕事についてはTwitterでよくブツブツつぶやいてます。
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この記事を書いた人

1999年生まれ。三重県を拠点にフリーランスで活動するクリエイターです。

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